訪問診療
当院は、地元である福知山で1968年より地域のみなさんと共に歩んでまいりました。祖父・父の時代から関わりのあるみなさんも、これから関わっていただくみなさんも、ともに地域で暮らす私たちが“ふくちのまちの診療所”として生活に伴走します。
大きな病気だけでなく小さな気がかりまで何でも相談できる「家族みたいにあたたかな医療」をお届けします。
訪問診療（在宅医療）は、通院が困難な患者さんのもとに定期的・計画的に診療・治療を行い、生活のサポートを組み立てていくものです。
毎月の定期訪問に加え、緊急時には必要に応じて臨時往診や入院先の相談なども行います。訪問診療の目的は病気の治療だけではありません。転倒や寝たきりの予防、肺炎や褥瘡（床ずれ）などの予防、栄養状態の管理など、入院が必要な状態を未然に防ぎます。
おひとりで通院することが困難な方にとって、介助者の付き添いによる通院や、医療機関・調剤薬局での待ち時間が無くなるため、負担が軽減できます。
ご自宅や施設でこれまで通りの療養生活を送っていただくため、24時間・365日対応いたします。電話での相談はもちろんのこと、必要な際には臨時往診を行います。病院への受診が望ましいと判断した際には、連携病院を紹介しますのでご安心ください（これまでかかられたことのある病院や、ご希望に合わせて連携いたします）。
介護施設におかれましては通院介助の人手が不要となるため、その分、介護スタッフさんの時間が確保でき、他のサービス向上に繋げていただけると思います。また、ご自宅で介護されているご家族におかれましては、平日の日中に通院介助のご負担を軽減できます。（ご家族は、訪問診療の時間帯に常に同席されなくても大丈夫です。もちろん、同席していただけるととても助かります。）
病気や治療以外にも、予防接種や介護についてのご相談など、医療に限らずどんなことでもお話ししてください。患者さんがどんな方で、どんな生活を送っておられるのか、何を大切にしているのかを理解し、よりよい生活・人生を送れるように伴走します。
患者さんの幸せはもちろん、介護施設のスタッフさんの幸せも願っています。一緒にチームをつくり、患者さんを介護・医療スタッフを支えていきたいと考えています。ご要望に応じて介護に対するアドバイスや勉強会なども行いますのでお気軽にお声がけください。
ご質問・ご相談でも構いませんので、まずはお電話（0773-22-3620）で一度ご相談ください。ご担当のケアマネジャー、通院中の病院の医療相談室、地域包括支援センター、地域医療連携室に「大西内科医院で訪問診療をしてもらえるか相談したい」とお声がけいただいても構いません。
ケアマネジャー・訪問看護師から患者さんの詳しい情報を教えていただきます。外来通院中の方は主治医の先生から『診療情報提供書（紹介状）』をお受け取りください。
当院へお越しいただき、ご本人・ご家族から在宅療養へのご要望を教えていただきます。必要に応じてケアマネジャー・訪問看護ステーション・訪問ヘルパー・訪問調剤薬局・在宅医療機器・介護福祉用具の準備について相談します。その際、当院のご契約内容についてご説明します。
病院では『退院前カンファレンス』が行われます。その場で、ご自宅におられる方と同様の内容をご案内します。
患者さん一人ひとりに合わせた診療計画を立て、医師がご自宅に訪問して診察を行います。月1-2回の定期訪問を行いますが、お困りの際には臨時での往診も行います。必要な際には24時間365日電話がつながるようになっていますので、いつでもご連絡ください。
当院の在宅医療は全て保険診療で受けることができます。費用はお手持ちの保険証や医療証により変わります。ご負担いただく医療費には上限もあります。詳しくはご相談ください。
| 月1回訪問 | 4,000円前後 |
|---|---|
| 月2回訪問 | 6,000円前後 |
ご病気の重症度、診療内容、緊急対応、検査、処置や点滴など状況に応じて変わる可能性があります。介護スタッフとの連携により居宅療養管理指導費が発生することがあります。